私の取り組み【1.命を守り、子育てを支える!】のご紹介② (保育士等の待遇改善)

私が取り組む”新しいいわき”は、大きく3つの取り組みに分類しています。
今回は、そのうちの一つ「1.命を守り、子育てを支える!」の内容についてご紹介します。

子育て世帯への支援強化

〇保育士等の待遇改善
皆さんもよくニュース等で、保育士・幼稚園教諭は、「給与が安い」「仕事量が多く大変だ」と目にしたことがあると思います。
実際、様々な統計を見ると、保育士の給与は他職種と比べて低く、退職の理由としても「給料が安い」「仕事量が多い」が上位を占めています
※ 保育士の平均給与・・・約382万円(R3賃金構造基本統計調査)、全職種の平均給与・・・約458万円(R4民間給与実態統計調査)
※ 保育士の離職理由についての詳細は、こちら(厚労省HP)から
保育士や幼稚園教諭の業務は子ども達の命を預かる重要な仕事であるものの、上記のような現実も影響し、全国的に保育士が不足しています。(もちろん、いわき市でも保育士が不足しています。)

保育士登録者数(保育士有資格者数)は年々増加傾向にあるものの、保育士不足が解消されない主な理由としては、少子化ではあるものの、共働き世帯数の増や核家族化などの理由により、保育所等を利用している児童数はそれほど減少しておらず、保育士需要が依然として高い状態が続いていること、また、保育士需要が高い状態であるにも関わらず、少子化により保育士の成り手(学生数)が減少している、といった現状があります。
更に、国の施策として、「こども誰でも通園制度」が新たにスタートすることもあり、保育士の需要はしばらく高い状態が続いていくと考えられるため、保育士不足を解消するためには、成り手を増やす・離職者を抑えることが必要となっています。

※こども誰でも通園制度・・・保育所等を利用するためには、両親が就労しているなど、保育所等での保育が必要である「保育要件」を満たす必要があるが、その保育要件を満たさずとも、月一定時間までの利用可能枠の中で、時間単位等で柔軟に保育所等を利用できる制度(全ての子育て家庭に対する支援を強化することが目的)。2026年度から全国で本格的な実施を予定している。

保育士不足は、保育の安全にも繋がる深刻な問題でもあり、人員不足により希望する保育所等に入ることが出来ないなどの問題(待機児童など)も発生します。
そこで、子ども達の命を預かる重要な仕事である保育士等の成り手を増やす・離職を抑え、安心・安全な保育環境を整備するため

① 市独自で保育士等の方への支援金支給に取り組みます!
② 保育士等の方の業務負担軽減のため、ICTなどの活用を推進します!

①についてですが、この支援金制度とは、毎月支払われる給与とは別に、市が直接保育士等に月〇万円を支給するものです(年1回の一括支給や年数回の複数支給等の方法が考えられます)。
特に給与が低い若年層の保育士を中心に支給することで、他職種との給与格差を小さく(場合によっては超えて)し、成り手の増加や離職者の減少に取り組みます
他県では、既にこの制度を実施している自治体もあり、いわき市が実施すれば福島県内の自治体では初となります(私個人調べです)。

②についてですが、保育士等は日々多くの業務に追われています。子どもと直接接する以外にも、様々な書類や記録の作成などの事務作業も担っています。
そこで、保育士等の業務負担を軽減するため、主に事務作業の部分でICT化を更に推進し、保育士等が子どもと接する時間を確保することで、質の高い保育、安全な保育に繋げることを目指します。

保育士等の方の待遇を改善し、働きやすい・働き続けることができる環境の整備を推進することは、現場に勤務する保育士等の方だけではなく、保育所等に子どもを預ける子育て世帯の方にとっても大事なことです
私は、上記の取組みを実現すべく、活動して参りますので、どうか皆様のご支援をよろしくお願いいたします!

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この記事を書いた人

草野 大輔